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  • 祖国、ポーランド共和国に忠を尽くせ
  • ヴィシェグラード・グループと日本

  • ヴィシェグラード・グループ

     

     

    ヴィシェグラード・イニシアティブ

     

      「ヴィシェグラード四カ国」あるいは「V4」として知られるヴィシェグラード・グループは、統合ヨーロッパに共通の様々な関心分野における協力推進を目指した中欧諸国の枠組みです。チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキアは、多様な宗教的伝統を育み、尊重しつつも、共通の文化・知的価値、ルーツを分かち合う一つの文明の一部でした。 

     

    V4諸国は揃って、欧州連合への加盟を熱望していました。相互に協力し、欧州連合への加盟を果たすことが、欧州を人工的に分断した境界線に打ち勝つ大きな前進であると考えたためです。この目標は2004年5月1日に四カ国全てがEU 加盟を果たしたことで達成されました。

     

    V4は欧州統合運動の代わりとして結成されたのではなく、ましてや既存の中欧における機構・枠組みに対抗するものでもありません。その活動は、如何なる意味でも孤立やグループ外の国々との結束を弱めることを意図していません。それどころか、V4は全欧州における民主化の発展という究極の目標を実現するため、近隣諸国をはじめ全ての国々との協力を推進しています。

     

    ヴィシェグラード・グループと日本の協力枠組み

     

    V4と日本の協力は、四カ国がEUに加盟した2004年に始まりました。

     

    V4および日本共に、国連改革、気候変動、世界経済危機、開発援助分野におけるV4・日本間協力の重要性を評価しています。東方パートナーシップ諸国へ向けた活動も今後の協力課題です。

     

    V4と日本が地球規模および地域レベルの最重要問題に関して見解を一致させている事実は極めて重要です。問題による立場の違いがあるにせよ、政治協力の障害になるものではありません。

     

    自由、民主主義、人権の尊重、法の支配といった普遍的価値を分かち合い、対等なパートナーとして多様な国際的課題に取り組むなかで、V4と日本は「共通の価値に基づいたパートナーシップ」という新たな次元に到達しました。ヴィシェグラード四カ国および日本は2014年を「V4+日本交流年」とし、10年間に築かれた協力の絆を確認・強化することで合意しました。

     

    1.V4+日本」における対話と協力

     

    「V4+日本」協力の主な柱は、外相会合および政治局長級対話です。

     

    2009年にハノイで開催された「V4+日本」外相会合において、各国外相はV4と日本間の協力および対話の有益性を評価するとともに、相互協力を強化・拡大させる意向を表明しました。更に、開発援助および環境技術をはじめとする科学技術分野における協力に期待が示されました。

    2011年のブダペスト「V4+日本」外相会合では、EU・日本自由貿易協定の交渉開始の見通しが主要トピックとなりました。加えて、省エネおよび再生可能エネルギー技術分野での相互協力に期待が表明されました。

     

    政治局長級対話は東京あるいはV4議長国の首都において毎年開催されています。(2010年2月東京、2010年12月ブラチスラバ、2011年12月東京)

     

    局長級対話のほか、V4諸国と日本の協力は、開発援助(ODA)、環境・気候変動、科学技術、中小企業など共通の関心課題に焦点をあてたワークショップ形式でも実施されています。これまで、下記に代表されるワークショップおよび共同セミナーが「V4+日本」の枠組みで開催されてきました。

     

    • 2007/2008(議長国:チェコ)ODA および開発援助協力ワークショップ‐東京
    • 2008/2009(議長国:ポーランド)中小企業振興ワークショップ‐東京、セミナー「ユーロゾーンへの道‐V4の展望」‐東京
    • 2009/2010(議長国:ハンガリー)環境・気候変動ワークショップ‐東京、金融・経済セミナー‐ブダペスト
    • 2010/2011(議長国:スロヴァキア)エネルギー効率化・再生可能エネルギーに関するワークショップ(東日本大震災のため中止)
    • 2011/2012(議長国:チェコ)エネルギー効率化・再生可能エネルギー及び原子力分野に関するワークショップ‐東京
    • 2012/2013(議長国:ポーランド)東方パートナーシップ・セミナー‐東京

     

    2. V4議長国と日本 主要プロジェクト

     

    2008/2009 ポーランド

    ポーランドが議長国として特に推進したのは、エネルギー効率の向上を管轄する政府機関間の協力促進を目的とした「グリーン・ヴィシェグラード+日本」という発想です。同イニシアティブは「V4+日本」の様々なレベルで協議される重要テーマであり、日本側より極めて高い関心が示されました。

     

    2009/2010 ハンガリー

    2009年10月、東京において環境保護に関する「環境・気候変動ワークショップ」を日本国外務省と共催。ベラルーシおよびウクライナも招聘されました。2012年4月にはブダペストにおいて開発援助政策に関する「V4+日本」会合が実施されました。

     

    2010/2011 スロヴァキア

    議長国スロヴァキアの下で実施された協力事業としては、まず第1に東京におけるV4諸国への投資セミナーの開催、次にブラチスラバにおける中小企業振興ワークショップがあげられます。

    2010年12月には銀座王子ホールにてコンサート「V4 concert ~中欧 四カ国音楽の饗宴~」と観光セミナーがセットで開催されました。同イベントは、観光地としての中欧の魅力を日本の観光業界に普及させるとともに、V4・日本間の観光協力の促進を目的として、ハンガリーが議長国を務めていた間にV4諸国政府観光局の協力のもと準備されました。

    更に、日本のジャーナリスト(テレビクルー)の方々を対象としたV4諸国への研修旅行が実施される予定でしたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災のため実現には至りませんでした。

     

    2011/2012 チェコ

    議長国チェコの下では、2012年4月に日本国外務省との共催でエネルギー効率化・再生可能エネルギー及び原子力分野に関するワークショップが開催されました。

     

    2012/2013 ポーランド

    ポーランドが現議長国として目標としているのは、V4 諸国と日本間に、GUAM (民主主義と経済発展のための機構グアム)および東方パートーナーシップ支援のための協力体制を創出することです。2013年2月には同分野における協力をテーマとしたセミナー「V4+日本 東方パートナーシップのために」が駐日ポーランド共和国大使館、日本国外務省、学校法人城西大学の共催、V4諸国の駐日大使館の協力のもと開催されました。セミナー後には非公式会合が行われ、東方パートナーシップ諸国における「V4+日本」共同プロジェクトの計画に向けた意見交換が行われました。

    更に、「V4+日本」の枠組みにおける協力を日本で紹介するため、現代外交における地域の役割をテーマとした公開討論会が駐日ポーランド共和国大使館、政策研究大学院大学(GRIPS)の共催で開催されます。「V4+日本」協力を学生の新鮮な視点から評価した興味深いプレゼンテーションが紹介される討論会には、駐日V4 諸国大使をはじめ日本の公共・研究機関、メディアより多数の参加が見込まれます。V4 諸国と日本の学生たちが同プロジェクトの主役です。後援:トムソン・ロイター・ジャパン

     

    文化面では、彩流社および在東京ポーランド情報文化センターの協力のもと、埼玉大学井口壽乃教授と京都市立芸術大学加須屋明子准教授の共著『中欧のモダンアート ポーランド・チェコ・スロヴァキア・ハンガリー』が刊行されます。

     

    3. 今後の協力課題

     

    1.    東方パートナーシップ、GUAM、西バルカンにおけるODA 政策協力・知見の交換を通じた民主主義および持続可能な開発の普及

    2.    地球規模問題:多国間フォーラム、国際機関における協力

    3.    学術交流:大学間協力(例 城西大学、政策研究大学院大学)

    4.    文化交流(例 映画フェスティバル、視覚芸術・デザイン展、舞台、コンサート)

     

     

    V4+日本交流年 2014

     

     

    2014年「V4+日本」交流年公式ロゴマークの決定

     

    11月11日(月),インドのデリーで開催された第5回「V4+日本」外相会合において岸田外務大臣,マルトニ・ハンガリー外相(V4議長国),ライチャーク・スロバキア副首相兼外務・欧州問題相,コホウト・チェコ外相及びシコルスキ・ポーランド外相により,2014年「V4+日本」交流年の公式ロゴマークが発表されました。

     

    今回決定されたロゴマークは,2014年に行われる交流年関連行事において,日本及びV4諸国で共通に使用します。

     

    ロゴマークの作者は,シルヴィア・フニャドヴァーリ(ハンガリー在住)。デザインは,「V4+日本」の「プラス」の部分を日V4の友好関係を示す「友」で表すとともに,各国首都が点で表現されています。ロゴマークの一般公募に対し,日本国内及びV4各国から,114件の応募がありました。

     

    V4+日本首脳会合がワルシャワで開催 >>

    「V4+日本」共同声明 

     

     

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